築地産の蟹情報
2016年11月に豊洲へと移転する東京都中央卸売市場築地市場。関東最大及び日本一と言われる卸売市場には、全国各地から新鮮な蟹や海産物が配送されています。その量は海の幸だけでも1日2,000トンを超えているのです。
甲殻類専門のお店まである築地の蟹市場
築地場外へと足を運べば、蟹の王様・タラバガニから値段が魅力の栗ガニまで幅広い種類の蟹が並んでいます。最高級品質が並ぶ築地においても、栗ガニなら1杯300円前後で取引されているため、安い費用でカニ汁や蟹味噌をいっぱい食べられます。他にも各地から取り寄せられた毛ガニやワタリガニ、ズワイガニ、花咲ガニなどが購入できます。
珍しい蟹をお探しなら、トゲノコギリガザミと大ズワイガニの2品です。専門店のスタッフですら稀にしか見ないと言われているトゲノコギリガザミ。浜名湖ではどうまん蟹、高知県ではエガニと呼ばれています。
磯の香りが染み付いた濃厚で甘味のある身が、幻の蟹と呼ばれるに相応しい味を表現しています。日本人の間で親しまれているズワイガニとは、本ズワイガニのことを指します。流通しているズワイガニの9割以上が本ズワイガニであり、世界規模で水揚げされるズワイガニを見ても大ズワイガニは数%と非常に少ないのです。
希少性が高い理由は、北方の深海で生活しているズワイガニだからです。繊維質が太いので本ズワイガニよりも食感はプリプリしています。身がしっかりしているため、殻から出す時もグシャグシャに崩れず食べられます。珍しい割には2s1万円からと手が出しやすい点もメリットに挙げられるでしょう。
場内市場は朝の6時から営業がスタートします。8時を過ぎると場外店を目当てに来場するお客さんも増え、場内市場は大賑わいです。6時より早い時間帯には卸売場の見学会も開催されていますので、汚れても大丈夫な格好で雰囲気を楽しんでみてはどうでしょうか。
調理をしなくてもすぐに食べられる安心加工
新鮮な蟹ならば刺身でも食べられますが、一から調理するとなれば随分と手間がかかります。わざわざ築地で蟹を購入するのなら、棒肉に加工された物や爪先だけを残した南蛮ポーションを選ぶと良いです。剥き身や爪スリット状の蟹なら、天ぷらやサラダ、鍋、丼など、料理の幅を簡単に広げられます。茶碗蒸しやサラダで使う時は、フレークになった商品がおすすめです。
築地で人気の特産品
魚介類だけでなく築地には色々な商品が販売されています。グルメ番組でもお馴染みの揚げかまぼこ、玉子焼き、鯨立田揚げ、塩鮭、鰹糸けずり、ホタテ佃煮は買わずにはいられない人気の品です。