かにを食べるならオスとメスどちらがいいの?美味しさの違い
かには、オスとメスのどちらがおいしいのでしょうか?そんなことを意識せずに今まで食べていたという人も多いかもしれませんね。でもそれぞれ特徴が違うので、その違いを把握すればもっと楽しめると思いますよ。
・オスとメスの違いって?
見た目では、かにをひっくり返したときに見えるお腹の部分のふんどしを見ることで見分けがつきます。オスはふんどしが鋭い三角形になっていますが、メスは幅広く緩やかな三角形になっています。大きさもオスのほうが2〜3倍ほど大きいことが多いです。
しかし通販で購入するときは、これらを確認することはできませんよね?でも通販で販売されているのはほとんどがオスなので、何も記載されていない場合はオスだと思っておくと良いでしょう。
もう一つの大きな違いは、メスは卵を持っているという点です。特にセコガニと呼ばれる松葉ガニのメスが持つ卵にはファンが多いです。通販サイトでは11月から12月の間にセコガニという名前で販売されるので、わかりやすいと思います。
・どっちが美味しい?
オスは一般的に、身がギッシリ詰まっています。一方メスは栄養が卵にいくため、身が細くなります。そのため、かにの身を存分に楽しみたいのならば、オスがおすすめです。価格はオスのほうが高くなりますが、タラバガニやズワイガニなどはずっしりと詰まった甘みのある身を堪能できるでしょう。
卵が好きな人は、是非セコガニの卵を味わってください。水揚げ期間が1か月しかないためとても貴重ですが、栄養がたっぷり詰まった外子と内子の2種類の味を楽しめます。
渡りガニや上海ガニ、花咲ガニのメスの卵も人気です。卵とかに味噌を混ぜたり卵と身を一緒に食べたりするのも人気の食べ方なので、オスとメスを両方購入するのも良いでしょう。
かにの身を食べたいのならオスを、卵を食べたいのならメスをと覚えておけば間違いありません。それぞれにしかない美味しさがあるので、是非詰め合わせを購入して食べ比べてみることをおすすめします。