蟹味噌で日本酒を楽しむ方法
そしてその蟹味噌を無駄無く十分に楽しめるのが、日本酒です。お酒好きなら、一度日本酒蟹味噌を試して欲しいですね。
作り方は簡単で、身を食べつくしたから甲羅に日本酒を入れて、温めればOKです。外なら七輪の網の上で温めるのもいいですし、家なら魚焼きグリル、オーブントースターを使うのもいいでしょう。
その時のコツは、蟹味噌を残しておくことと、日本酒を注ぐ前に甲羅を軽く焼いておくことです。そうすることで嫌な生臭さが減り、香ばしさへと変身します。決して水で甲羅を濯ぐような事はしないでください。
また、器にする甲羅が焦げて穴が空かないように、アルミホイルで包むのもポイントです。甲羅酒に向いている蟹は、毛がにだと言われています。そして日本酒は熱燗にするわけですから、なるべく辛口の方がいいですね。
お味はというと、やはり蟹の風味や味噌の独特な苦みがあって、癖になる感じです。しかし人によっては生臭いといって、好き嫌いが分かれてしまうかもしれません。
それでも蟹と日本酒好きであれば、一度は試してもらいたい楽しみ方です。一手間工夫をするだけで、これまで美味しくなかった甲羅酒も美味しく飲めるかもしれません。もし身の熟した毛がにが丸ごと手に入ったら、甲羅酒を作ってみてはいかがでしょうか。
カニとワインの合わせ方
カニを食べるときは日本酒やお酒などが飲みたくなりますよね。ただ、たまには趣向を変えてワインと一緒に食べてみてはどうでしょうか?ただ、料理との合わせ方は中々難しいものがあります。一般的には「肉には赤、魚貝類には白」と言われています。
つまり、カニに合わせるなら白ということになります。あくまで、これは基本的な考え方で最近はそれだけに固執することは少ないです。味付けのしっかりした料理には濃厚なタイプを、さっぱりとした味の料理には薄めのタイプをという考えに変わっています。
赤ワインにはフルボディという濃厚なタイプから、ライトボディという薄めのタイプまであります。ライトボディなら赤でもカニなどの魚貝類と合わせることは可能です。フルボディは濃厚な肉料理に合うタイプなので、魚料理との相性は良くありません。
白ワインにも甘口から辛口まであります。白なら魚料理に全部合うかというとそうではありません。甘口タイプはオードブルやデザートに使われる物なので注意が必要です。カニと合わせるなら辛口目の物がオススメです。
種類が多すぎて選ぶのが面倒臭いという人にオススメのタイプもあります。それがロゼワインです。ロゼは赤と白の中間の性質を持つタイプなのでどんな料理にも合わせやすいです。同じようにスパークリング・ワインも炭酸が効いているおかげで、幅広い料理に適応します。
料理との合わせ方には産地と料理を合わせるという考え方もあります。また、日本のワインは味が優しいため和食と合わせやすいです。ですから、カニを食べるときに日本のワインで合わせるのもオススメです。