毛ガニの食べ頃、旬の時期はいつ?
みなさんが「カニが食べたいな。」と思う時期はいつでしょうか?きっと、メディアでとりあげられることが多くなる冬の時期という方が多いのではないでしょうか。日本国内の毛ガニの旬はまさに冬。12月〜2月頃です。しかし、冬に限らずその味を楽しむことができますよ。
北海道の北東にあるオホーツク海は、毛ガニの漁場のひとつです。実は、ここでとれる毛ガニの旬は4〜7月なのです。さらに、国内でも北海道周辺では夏・秋・冬に漁が行なわれています。つまり冬だけではなく、春から夏にかけても毛ガニが楽しめるのです。
しかし、11月など秋の時期は避けた方が良いという説が根強いのも事実です。これは、カニの種類によっては11月頃に脱皮や産卵の時期を迎えることに由来しています。脱皮や産卵には多くの栄養を消費する為、11月や3月はカニの身が細り、味も落ちてしまう傾向にあります。
ところが、毛ガニは生息している地域によって脱皮や産卵の時期が異なります。もちろん、これは北海道周辺でも同じです。
北海道周辺の海では、その地域により脱皮や産卵の時期が違う為、この地域では春が旬、この地域では夏が旬という具合に、道全体で一年を通して漁が行なわれているという訳なのです。
つまり、冬のイメージが強く、11月や3月には味が落ちるとは言われていますが、必ずしもそうではなく、ちゃんと旬に合わせて漁が行なわれています。ぜひ、冬だけとは言わず、夏にも秋にもその味を堪能されてみてはいかがでしょうか。